初めまして。私は現在イギリスのセントラル・ランカシャー大学に留学をしています。今回はこの大学での生活に関して、個人的に困っていた点をまとめていこうと思います。かなり長くなると思いますが、この記事がセントラル・ランカシャー大学に交換留学予定の方、留学を検討している方にとって助けとなれば嬉しいです。
1. 大学周辺についてセントラル・ランカシャー大学はイギリスのプレストンという街に位置しています。ロンドンまでは電車によりますが2時間から3時間程度、マンチェスターまでは1時間未満、エディンバラまでは2時間半程度と、イギリスの各都市に電車で移動しやすい街であると感じます。ほとんど乗り換えなしで行くことが出来ます。湖水地方にも近いため、休日は小旅行も楽しむことが出来ます。大学や駅周辺にはショッピングモールやお店がたくさんあるため、生活には全く困りません。治安は悪くありませんが、日が沈んで暗くなった後に1人で出歩くのはおすすめしません。周辺の車の運転は比較的荒いので気を付けてください。
2. 天気についてイギリスの中でもプレストンなどマンチェスター寄りの都市は冬場の天候がかなり悪くなります。サマータイムが終わると一気に冷え込むうえに日照時間が短くなり、早い時には15時半の時点で日が沈んでしまいます。到着時の9月下旬でも肌寒かったため、半袖の服は必要ないように感じます。
3. 寮についてセントラル・ランカシャー大学からCASが発行されてからしばらくすると大学用のメールアドレスが送られてくるので、それを受け取ったのちに大学のホームページから寮の申請を行います。聞いた話によると数千円払うとメールアドレスを受け取っていない段階でも申請を行うことが出来るそうです。
私はRoeburn Hallという寮に滞在しています。エンスイートとよばれるキッチンのみ共用のタイプの寮です。寮にはコインランドリーや自販機などが設置されています。他の寮とは離れていますが、周辺に住宅街が広がっており治安に関する心配は必要ありません。部屋やキッチンも広くてきれいなのでおすすめです。寮の料金は一括で支払う必要があり、事前のお金の準備が必要です。寮の鍵は大学到着後にStudent Centreにて受け取ることが出来ます。
4. 授業について〇渡航前IBPの学生は英語のコースではなく、IBC(International Business Communication)とよばれるコースに所属する必要があります。しかし、このコースの授業を履修するためには最低でも丸二年、専門的な学習を行っていることが求められるため、渡航時に2年生の私はこのコースに所属することはできず、興味のある授業を複数選択して履修することになりました。授業は通常各20単位で、各セメスター60単位以上、1年で合計120単位以上140単位以下の授業を履修する必要があります。シラバスは頼めば送ってもらえるため、書かれている評価方法や授業内容をしっかりと読んで比較したうえで選択することをおすすめします。
〇授業、試験について各授業は毎週、講義形式のレクチャーとワークショップショップ形式のセミナーで構成されており、日本にいた時とは違い、同じ授業が週に二回あるような感覚です。授業は基本的に1コマ2時間ですが、教授によっては間に休憩時間を設けたり、休憩時間を取らない分早めに授業を終わらせたりと様々です。セントラル・ランカシャー大学では各セメスターの4週目がAchievement Weekとして休講になります。また、それぞれ長期休暇直後に試験があります。評価方法としては、提出物や試験のみで決まることが多いように感じます。例として、私が受講している授業とその評価方法を記しておきます。
・Sounds and Structures of English
英文法を英語で学ぶ授業と、イギリスの各地方のアクセントの違いを発音記号と共に学ぶ授業です。クリスマス休暇後のテスト1回(90%)と毎週の出席・課題の提出(10%)で評価されます。
・The World of Difference: Literature in Translation
毎週さまざまな作家の作品や神話、詩に触れ、影響を与えた文化や歴史、著者の人生や価値観、それらの要素が与えうる翻訳時の課題について学ぶ授業です。中間の1,500 wordのエッセイ(40%)、期末の2,500 wordのエッセイ(60%)で評価されます。
・Business Strategy
名前の通り経営戦略論、特に戦略的意思決定の方法やその際に用いられる分析方法について学びます。中間の企業分析を行ったポスタープレゼンテーション(50%)と休暇明けの記述式のテスト(50%)で評価されます。
筆記テストに関しても、受講者が多ければジムにある体育館のような場所に机といすが準備されてテストを受けます。この記事を書いている来週にテストがあるのですが、このような経験がないためとても緊張しています。エッセイに関してはTurnitinというツールを通して提出を行います。このツールは剽窃やAIライティングを検知するため、引用の方法などには十分注意する必要があります。剽窃に関しては提出後にパーセントが表示されるため、エッセイを書いている最中もかなりのプレッシャーを感じていました。
また、いずれの授業も留学生が少なく日本人も私一人で心細かったですが、教授たちが事前にそのことを知っていて声をかけてくださったり、授業を通して受講生と話すようになったりと貴重な経験ができました。
5. 課外活動について大学にはSocietyと呼ばれるサークル活動のようなものがあるのですが、私はバレーボールの活動に参加しています。週に2回程度集まり、練習を行っています。また、時々イベントが開催されており、メンバーでパブやクラブに行ったり遠出をしたりします。私はランカスターで開催されているクリスマーケットのスケートに行くイベントに参加しました。普段の活動中には話していなかったメンバーとお互いの出身地の話で盛り上がり、とても楽しかったです。
また、セントラル・ランカシャー大学には日本語を学べるコースもあります。交換留学生はこのコースの授業にボランティアとして参加し、サポートを行うことが出来ます。
6. 最後に私の留学生活も折り返し地点に差し掛かってきました。この4か月は振り返るとあっという間でしたが大変なことも多かったと感じます。
渡航前には語学試験で必要スコアを取得することも重要ですが、自身の専門の分野について知識を蓄えておくことも必要だと思います。これは留学先を決める面接でも、留学してからの勉強にも役立ちます。留学前の面接では留学先で学びたい分野についてかなり丁寧に質問されましたが、その際に関連した授業を受講していると説得力のある説明が出来ると思います。また、留学後には大分大学で受講していた経営組織論や国際貿易論など、講義内容とは直接関係のない授業で学んだ内容が役に立ったことが何度もありました。他には、個人的にはエッセイを書く際の英語での参考文献の表記の方法について学んでおけばよかったと後悔しています。表記の方法が複数あるので一度目を通すだけでも、知っておくと良いと思います。
エッセイを書いている最中はプレッシャーなどからたくさんの人に心配と迷惑をかけてしまいました。同じような量の英語のエッセイを書いている同級生にどのように書いているのかを聞いたり、励ましあったりして何とか踏ん張ることが出来たと感じます。電話をしてくれた人たち全員に本当に感謝しています。まだあと4か月、頑張ろうと思います。
もしなにか気になることや相談があればいつでもご連絡ください。ここまで読んでいただきありがとうございました!